冠婚葬祭にはマナーが重要!

鏡開きのマナー

鏡開きは古くからお正月やお祝いごとなどで使われてきました。そこでよく目にするのは酒樽を開けるのですが、酒樽は木で頑丈に固くできています。実際にこれを割るのにどのように割っているのでしょうか。祝い事でよく見る鏡開きは、実はキレイに割れるように事前に手を施しているのです。それは酒樽を事前に割っているといった手ほどきです。酒樽を割るのに用意するものがハサミとトンカチ、釘にかまぼこ板のような細長い木の板です。まず酒樽を覆っている太い縄をハサミで切っていきます。縄はとても太いものなので、この時使用するハサミはどんなものでも着れる頑丈なモノにしてください。

太い縄を切ったら周りにある細い縄であるくちかがり縄を切っていきます。縄を全て切ったらはずし、樽の蓋にある竹の輪をかまぼこなどの細長い板とトンカチを使い竹の輪をゆるめていきます。この時樽を一周トンカチと板で叩いていくと、まんべんなくゆるめることができます。樽を包んでいる布を折りたたんで樽の蓋をきれいに見せます。蓋に取り付けてある栓をトンカチを使って外し、蓋を持ち上げましょう。持ち上げた蓋を引っ張ると、簡単に外れることができます。あとはふたを元の位置に戻すと鏡開きの準備の完成です。

一般的に、開業・開店、当選、結婚、新築などの際に贈られるのは花が多いと思います。ただ、日持ちのいい花ってなかなかないんですよね。届いた時はきれいでも、生花はそんなにもちません。そこで、樽酒を送ってはいかがでしょうか?こも樽に入ったお酒は、鏡開きにもちいられるので新しい門出を祝うお祝いにはもってこいの贈り物なのです。最近ではちょっとしたサイズのこも樽も通信販売で買えるので便利ですよね。